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続・大きさの話~やっぱり難しいコンピュータ
先日、USBメモリーを例題にして容量の話をしましたが、そういえばここはパソコン教室の先生や、
CE(カスタマーエンジニア)が読まれているのでした。いいかげんなことは言えません。
実は、後から足したのですが、前回の話で、
「256MBは、約256000000バイト」
というように、約をつけています。
正確にいきましょうか。
現在、私達が使っている数字は、基本的に10進数で0から始まり、9の次に位があがります。
しかし、コンピュータはそうはいきません。
ここでもう一回メモ帳で実験をしてみましょう・・・。
さて、ここで前回のことを思い出してみましょう。このテキストの容量はいくつですか?
そう、言わずと知れた、1023バイトになるはずです。
ファイルのプロパティで確かめてみてください。
ね?1023バイトですよね。
では、次に、先程のメモ帳にもう一文字英数字を足してみてください。1024文字ですよね。
で、ファイルのプロパティを見てみると・・・。
1.00 KB (1,024 バイト) と表示されていませんか?
あれ?前回の話の通りだと、1,000バイトが1KBになるのでは???
そうなんです。コンピュータを語るとき、どうしても避けて通れないのがこれなのです。
コンピュータが計算するとき(処理と言っても、計算です。画像を表示するのも計算なのです)、コンピュータは2進数で計算しています。2進数というのは0、1の数字のみで、0、1ときたら、次は位が上がります。
で、0,1のみの最小の位をコンピュータの世界では1ビットと言っています。
8ビットといったら、8桁持っていると考えてください。
昔、電器屋にいたころは、CDプレーヤの24bit D/Aコンバータを説明するときに、
「デジタルは、0と1の信号で処理します。そのスイッチが24個あると考えてください」といっていました。
話を戻しましょう。8ビットの場合、2進数8桁ですから・・・
00000000 から 11111111 までを処理します。
00000000
00000001
00000010
00000011
00000100
00000101
00000110
と並べて
11111111までは何通りありますか?
2の8乗ですから、256通りです。
そう、コンピュータの世界でよく聞く 256 (にごろ)はここから来ます。
さて、かつて8ビットパソコンなるものがありまして、その名残かどうか知りませんが、8ビットを1バイトという単位として表すようになりました。よって、1バイト = 8ビット = 256通りですから、1バイトで英数字の文字は表せるのです。これはまさしくアメリカ的発想。しかたありませんね。あちらで育ったものですから。
と、まぁ、これが基本。
この通り、コンピュータでは2進数が基本なので、2の何乗であるかが大きさの単位となります。
ゆえに、こうです。1B (1バイト)の
2の10乗 = 1,024B = = 1KB(キロバイト)
2の20乗 = 1,048,576B = 1,024KB = 1MB(メガバイト)
2の30乗 = 1,073,741,824B = 1,024MB = 1GB(ギガバイト)
2の40乗 = 1,099,511,627,776B = 1,024GB = 1TB(テラバイト)
となります。
大丈夫ですか?ついてきていますか?
一部では、1KiB(キビバイト)、1MiB(メビバイト)、1GiB(キビバイト)という言い方をするようですが、
このKi、Mi、Giは2の整数乗倍の単位の標準規格だそうですが、あまり普及していませんね。
と、いうことで、256MBのUSBメモリーはどれだけ入るか・・・。
本当は、268,435,456B = 256MB なのです。
約二億六千八百四十三万五千四百五十六文字
入るということになります。
こんなこと・・・・
パソコンをまともに使えない
おじさまユーザーに教えても、あまり意味がありません。
余計混乱するだけです。
無題
2007-07-21 18:50
明日、パソ先生に教えてあげようかな?
今度、よく教えて下さい。
煙に巻かれないようにガスマスクがいるね!
Re:無題
2007-07-22 00:42
この手の話は、パソ先生も知っているんじゃないかなぁ・・・・。
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プロフィール
しかしながらあまりの激務に退職。もうシステム系はいやだと思っていたが、ひょんなことから企業の電算室に勤務することとなる。