秋葉原のコンピュータ専門店、ラオックスのザ・コンピュータ館の閉店が決まりました。
そもそも、地下にあったメイドカフェがそれらしいことをうかがわせる内容のお知らせをしていたことからもしやと思っていたのですが、やはり本当に閉店するのですね。
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閉店は9月30日。
ザ・コンの愛称で親しまれたラオックスのザ・コンピュータ館。開店した当時はすごいものでしたよ・・・
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ザ・コンが開店した90年当時。実は実は、秋葉原のしかもラオックスでオーディオ担当の販売員をしていました。
まだWindowsが出る前。コンピュータは一部マニアの人たちのものでしたが、そこは秋葉原。初めてのコンピュータ専門大型店ということでそれはそれは大盛況だった覚えがあります。
ザ・コンの売り上げは、他のラオックス店舗と比べても桁違いで、年間表彰もほぼ、ザ・コンの店員から選ばれていました。
時代はバブル。しかし、オーディオは衰退の一途。いつも閑古鳥が鳴いていました。そしてコンピュータ関連は大きく伸びていきます。
しかし、売り上げはともかく、粗利を見ると、軒並み1%以下。利益がでない。フロアによっては粗利がマイナスというところもありましたっけ。
そもそも、パソコン本体はあまり利益が出ません。20万のパソコンで粗利が数千円という話も聞いたことがあります。周辺機器、ソフトで利益を出すしかないんですね。
秋葉原はおおきく様変わりしました。家電の街からオーディオ、そしてコンピュータへと遷移しました。そして今は?オタクの街とか言われて、メイドカフェがあちこち・・・。それでもヨドバシが秋葉原に進出し、再開発も進んだようです。女性が行きにくい街から行きやすい街へと変わったとも聞きます。
どんどんと変わっていく秋葉原。ひとつの象徴が時代の流れと共に消えていきます。
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