小説を読んでセキュリティを勉強しよう。
ということで、読んでみたのが、藤井大洋氏の「ビッグデータコネクト」
ソフトウェア会社に勤務していたからか、IT業界のあらゆる闇が出てくる。
まさしく、IT業界あるある。
実際の地名、企業名がばんばん出てくるし、ちょっとぼかした企業名にしてあっても、なんとなく連想できるものだったり。事件ももしかしたらあの事件がモチーフか?というのもあったり、とにかくリアル。ただ、主人公の一人であるハッカーはちょっとやりすぎか?
2015年が第一版なので、現在の改正個人情報保護法とは違っていたり、マイナンバーもいろいろ躓いたりしているので、小説ほどは進んでいなかったりするが、そこは1年先すら見えないIT。多少のずれは見過ごすか、そのずれを楽しんでほしい。
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京都府警サイバー犯罪対策課の万田は、ITエンジニア誘拐事件の操作を命じられた。協力者として現れたのは冤罪で汚名を着せられたハッカー武岱。二人の捜査は進歩的市長の主導するプロジェクトの闇へと・・・。行政サービスの民間委託計画の陰に何が?ITを知りつくした著者が描くビッグデータの危機。新時代の警察小説
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