外部へのやりとりに帳票ではなく、データでおこなうことが一般的になってきた昨今。
ただし、手渡しのMOでも、メールでもセキュリティを確保することが命題となっています。
メールはともかく、手渡しでもなぁ・・・・。
しかし、万が一のことを考えて暗号化ソフトを探してみました。
用件は次の通り。
[0回]
1.ファイルもしくはフォルダ毎暗号化できること。
2.自己解凍(実行形式)で復号化できること。
3.安いこと
1.では巷にある暗号化ソフトでは、ドライブを暗号化するものが多いです。
今回の目的は相手に送るファイルを暗号化することです。
2.では相手も同じ暗号化ソフト(もしくは複合化ソフト)を持っているとは限りません。
また、こちらとのやり取りのためにわざわざ導入してもらうのも忍びない。
自己解凍(実行形式)でパスワード入力したら復号化されること。
3.予算がありません。
ではまずフリーから。
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アタッシェケース>
まず見つけたのが、ひばた みつひろさん作、アタッシェケース。
さすがに、「日常的に使うこと」を想定した簡単操作でわかりやすいです。
実行形式にも対応し、簡単にパスワード付実行形式ファイルが作れます。
アルゴリズムも2000年10月にアメリカ政府標準技術局(NIST)によって、次世代暗号化標準 AES(Advanced Encryption Standard)として選定された"Rijndael(ラインダール)"を採用。
うん、いいな。
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FileCapsule Deluxe>
次に見つけたのは、SPIRITさん作、FileCapsule Deluxe。
アイコンはアタッシェケースよりも洗練された感じ(アタッシェケースのアイコンはその名の通りアタッシェケース)。好みの問題だろうが、こちらのほうが好き。
アタッシェケース同様、シンプルさがうりのファイル暗号化ソフト。
インストールすると右クリックで暗号化、復号化できるようになる。
公開鍵暗号機能(RSA 2048bit)をもち、より強力な暗号化アルゴリズムを採用。
共通鍵暗号では、AES 256bitを採用。
普段使うには私はこちらのほうを選びました。
ただ、ON ERROR RESUME NEXTって・・・・。
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ED>
おそらくフリーの暗号化ソフトでは最強といわれる暗号化ソフト。
それゆえ、利用者も多い。
ただ、EDって名前が・・・・。
暗号機能に申し分ないのですが、実行形式に対応してほしかった。
残念!
ただ、企業で使うにはやはりフリーでは不安というもの。
で、探してみたが・・・・
<セキュアポーター>
比較的安価な暗号化ツール。ベクターでも1ライセンス購入可能。
もちろん、自己復号化機能(Windowsのみ)も有し、ドラッグアンドドロップで暗号化が可能。
暗号化アルゴリズムは、AES256bit(もう標準的ですね。)
<秘文AE InformationCypher>
ご存じ情報漏洩ソリューションの一つの製品。秘文シリーズでどれが該当するのか探しまくりました。
一般企業で多く使われているのがおそらく、この秘文。一ライセンス一万円そこそこ。
安心を買うというのであれば、こちらかも。
ただし、インストーラをサーバーで作成する必要がある。
結局、フリーで使うならば、FileCapsule Deluxe、企業で信用を損なわないようにするためには、秘文ということでしょうか。
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