はい！電算室です

はい！電算室です。今日はなにが起きるのでしょうか。

　お姉ちゃんがやってきて１ヶ月。係長の下、新システムと現行システムのDBの突合せをやっています。係長が指示したとおりに新システムのDB仕様書の横に書き込むだけ。これだったら別にお嬢ちゃんでもできそうですが・・・。で、係長が忙しいときは、お姉ちゃんは暇になるわけで・・・・

[0回]

　あまりにもかわいそうなので、係長が出張の時に、ちょっとしたAccessの仕事をやってもらいました。
　内容は、至極簡単。DBから条件に合致したレコードを呼び出し、ある項目のみ修正できるように入力画面を作るというものです。

　たぶん、私がやったら一日で終わる作業ですが・・・。

　Accessはあまりやったことがない。しかも、VBAでロジックを組むなんてしたことのないお姉ちゃん。しかし、そこは頑張り屋さん。自前でAccess VBAの本を買ってきて、本とにらめっこしながら作っていきます。しかし、どうにもならなくなって、結局私にどうしたらいいか聞いていました。
　そして、どうにかこうにか、

　３日かかって作り上げました。　ご苦労さん。

　しかし、この一本のAcceesは、これからのことに役立つはず。そう、DBの読み方、画面の遷移。カーソルの移動に、エラーメッセージ。簡単なことですが、あらゆることを網羅させたのです。で、作り上げたことに対する自信が、これからの作業に役立つはずです。

　さて、今度は係長からAccessの作業が出てきました。内容は、DBレイアウト（一枚）に沿って、入力画面を作り、その内容から、現行で使っているレポートと同じ内容を出力させるというものでした。しかし・・・・

　そのDBレイアウト、新システムの一つのDBに過ぎず、これだけではレポート出力できません(｡、)ｼｸｼｸ..どう見ても、名前の取得、コードから内容の取得などなど、様々なDBを読んでいかなくてはいけないのです。

　係長、それはあんまりですぜ(/--)/

　がんばり屋のお姉ちゃんはそれでも画面を作り上げていきます。でも、すぐにどうしたらいいか分からなくなったようです。
　係長が午後から半休の日、ついに私に聞いてきました。

　「DBへの格納は、コードでないといけないのですか？」

　「普通そうだね。例えば、この項目は、コードマスターのここから取得しなくてはいけないね。リスト表示して、選択したら、このコードを格納するんだよ」

　「あぁ、やっぱりテーブルを作らなくちゃいけないんだ・・・。」

　「あと、登録画面だけではだめだね。キーからDBを読んで、あれば、一覧表示させて、選択したレコードに対して修正できるようにしないと・・・。」

　と、いうことで、さっとDB項目を見て、簡単に画面遷移図を書いてあげました。

　「あぁ、こういうことまで考えなくちゃいけないんだー。」

　「そうだなぁ。レコードがあったら、一覧表示画面に、なかったら直に入力画面に遷移させたほうがいいね。レコードがあるかないかは、前に作ったやつにあるだろう」

　「あ、そうかそうか・・・」

　プログラマーでもなく、あくまでもパソコンに詳しかったというだけのお姉ちゃん。もちろんシステムという概念はありません。しかし、なんとかしようという努力は認めます。まぁ、がんばってもらいましょう。
　だけどね・・・。

　ちょっと辛いですぜ、この仕様じゃ・・・。

　さぁ、どうするお姉ちゃん。