はい！電算室です

巷にはたくさんの圧縮フォーマットがあります。

有名なところでは、XPより標準搭載となったZIP
日本で有名なLZH
Windowsのインストーラーパッケージに使われているCAB
などなど・・・・。

圧縮のアプリケーションは便利でよく使うのですが、
大容量ファイルを圧縮するとなると話は別。

どれも2G以上のファイルとなると動作が不安定になります。
4GでもOKというのもちらほらありますが、やはり不安定でした。

もともとZIPは4G制限があり(FAT32の名残？）、拡張させているアプリケーションもあるようです。

では、4G制限のない圧縮フォーマットはないだろうか・・・・。

探してみました。
 

[1回]

そしたら２つ候補があがりました。

一つは、ALZip。
ESTSoftというソフト会社が作っているようです。
名前からしてZipの拡張版かな？
詳しく何GまでOKという仕様は公開していません（2G以上OKとは謳っている)が、テストでやってみたところ、23Gのファイルは圧縮できました。

えぇ、今回圧縮したいファイルは23GのDBのエクスポートファイルです。
毎月一回エクスポートして圧縮(CAB方式)してから保存していたのですが、ここしばらく失敗するようになりました(CABも制限があったはず。調べてませんが）。
で、急遽探すことになったのです。

で、話は戻して、ALZipですがコマンドラインでも使えるのでバックアップ用バッチを組むにも使えます。
ただ、最後にWindowsメッセージが出るので最後の最後に人の手が入ります（出さない方法があるのでしょうか？）
うーん惜しい。
それと、一企業のフリーソフトで、かつ拡張フォーマット（勝手に決め付けている）なので、今後もそのフォーマットがサポートされるか不安になります。
バックアップ用なので、フォーマットがサポートされないと解凍できなくなる恐れが・・・。
もう少し有名になってくれるとありがたいですね。
ALZipはほかのフォーマットにも対応していますので、ソフトとしては優秀かと思います。

さて、もう一つの候補。それは7Zip
こちらもフリーソフトではありますが、オープンソースであり、大容量（16000000000 GBまでOK!)であり、その圧縮率の高さから一部のユーザーでは使われているらしいのです。

コマンドライン版も提供されており、バックアップフォルダに一緒にソフトを入れておくことも可能かと。
で、さっそくダウンロードして、コマンドライン版でテストしてみました。

コマンドライン版は実行ファイルが一個だけなので、どこに置いておいてもかまいません。システムフォルダでなく、かつ環境変数もいじらないのであれば、
"c:\7zip\7zipza.exe" a -t7  圧縮後ファイル名.7z　圧縮するファイル(もしくはフォルダ）
でOKです。(7zip形式　zipにしたければ-tスイッチを -tzipとすればよい)

さて、テスト結果ですが、23Gのファイルが1Gまで圧縮されました（データベースのエクスポートファイルです）。おそるべし・・・。
さすがに時間はかかりますが、
夜間バッチとして仕込んでおけば使えそうです。