他の人のパソコンをサポートするといろんなことがあります。
特にインターネットの接続関連ではそれぞれに設定が違うので一つ一つ確認しながら対応することになります。
さて、今回はWindowsXP SP3導入時の不具合について・・・・。
マイクロソフトUpdateにてXP のSP3を入れて再起動するとこんなエラーが・・・。
WLANmon.exe - エントリ ポイントが見つかりません
プロシージャ エントリ ポイント apsSearchInterface がダイナミック リンク ライブラリ wlanapi.dll から見つかりませんでした
WZCSLDR2.exe - エントリポイントが見つかりません
プロシージャ エントリ ポイント apsInitialize がダイナミック リンク ライブラリ wlanapi.dllから見つかりませんでした
むぅ・・・・。
しかも、無線LANもつながらなくなった・・・・・。起動もむちゃくちゃ遅い。当然ネットで原因を調べることもできなくなるわけで・・・・・。
ちなみに、無線LANカードはコレガのCG-WLCB54GL2を使用し、コレガのユーティリティを使用して無線LANをつなげています。
[0回]
困りました。
ただ、WindowsXP SP3を入れてからおかしくなったので、まずしたこと。
WindowsXP SP3をアンインストールする。
これは「プログラムの追加と削除」でおこなえます。
WindowsXP SP2の状態に戻るのでネットにつながるようになります。
先ほどのエラーもでなくなりました。
やっぱりSP3のせいか・・・。
ただ、今後セキュリティの更新はSP3に対して行われるはずなので、あげないわけにはいきません。
で、コレガのホームページを見てみると、SP3の対応表で、CG-WLCB54GLについてはこう記載されていました。(CG-WLCB54GL2は載っていない。)
「ユーティリティは使用できません。 ドライバを
こちらからダウンロードしてください。 ドライバのインストール手順書は
こちらをご覧ください。」
ほぉ・・・・。
ユーティリティを使用できないということは、Windows標準機能でワイヤレスネットワーク設定を行わなくてはいけません。
ただし、これには問題が。ユーティリティを使用して暗号化にはWPA2を使用していました。が、WindowsXP SP2ではこのWPA2をサポートしない。どうやらSP3ではサポートしている様子。
@IT参照
ということは、SP3を再度インストールして、設定しなくてはいけない・・・。
さぁ、順番に作業しましょう。
①ネットにつながるうちに、コレガのホームページからドライバをダウンロード。
一応SP3を入れてからドライバをアップデートするようにする。
※補足:CG-WLCB54GL2の場合はこちらから。ただし、解凍後のSetup.exeは使用しない。
②SP3をインストール(再起動時にエラーメッセージが出る)。
③ネットワークカードを抜く(ドライバが対応していないので効かなくなっている)
③ユーティリティをアンインストール
④Windows標準のネットワークのプロパティでワイヤレスネットワークの設定をする。
⑤ネットワークを差す(新しいハードウェアとして認識されるので、ダウンロードしたドライバーを使用する。)
補足:ダウンロード、解凍後のDriverフォルダを指定すること。
ここまでやって、無線LANにつながり、ネットにもつながりました・・・
が・・・
再起動時にまだエラーが出ます(;_:)
あれこれ調べると、どうやら、ユーティリティを削除してもスタートアップにはまだその情報が残ったままらしい。
そこがコレガの中途半端なところ。完全に削除してくれよなぁ・・・・。
⑥「ファイル名を指定して実行」にて、msconfig を入力。
⑦msconfig のスタートアップから、「WLANmon.exe」「WZCSLDR2.exe」があったら、チェックを外す。
⑧再起動。「システム構成ユーティリティシステム構成ユーティリティを使ってWindowsの開始方法を変更しました……」という旨のダイアログが中央に表示されている場合、左下のダイアログ左下のチェックボックス「Windowsの開始時にこのメッセージを表示しない……」にチェックを入れて「OK」を押す。
本来ならレジストリクリーナなどを利用してきれいにしてしまうのがいいのでしょうが、万が一のこともありますし、今回は対症療法で済ませます。
これで一応再起動してみて・・・・。
エラーが出なくなりました。
ふぅ・・・・。しかしやっぱりコレガだなぁ・・・・。と思って詳しい原因を探してみると、マイクロソフトにはこんなことが書かれていました。
原因
Windows XP SP3 では Wlanapi.dll という名前の新しい .dll ファイルが導入されています。このファイルは %WINDIR%\system32 フォルダにインストールされます。また、一部のサードパーティ製ワイヤレス ネットワーク アダプタのデバイスドライバのインストール時にも、%WINDIR%\system32 フォルダに Wlanapi.dll ファイルがインストールされます。Windows XP SP3 のインストール前に、サードパーティ製ネットワークアダプタのファイルがこのフォルダにインストールされている場合、ネットワーク アダプタに関連付けられている Wlanapi.dll ファイルが Windows XP SP3 のインストール ファイルに置き換えられます。
解決方法
この問題を解決するには、ワイヤレス ネットワーク アダプタの製造元の Web サイトにアクセスし、Windows XP SP3 ベースのシステムで使用できる最新のデバイス ドライバが提供されているかどうかを確認します。次に、ワイヤレス ネットワークアダプタ用の最新のデバイス ドライバをダウンロードしてインストールします。製造元によっては、最新のデバイスドライバをインストールすることで、Wlanapi.dll ファイルが置き換えられるか、デバイス ドライバソフトウェアが更新されて、Windows の Wlanapi.dll ファイルがサポートされるようになります。
注
* この問題は、Windows XP SP3 のリリース前に公開されたサードパーティ製ワイヤレス ネットワーク アダプタ用のデバイス ドライバをインストール (または再インストール) する場合にも発生することがあります。
* %WINDIR% 環境変数は、通常、C:\Windows または Windows のインストール先に対応しています。
ということは、コレガが使用していたdllをマイクロソフトが勝手に上書きしてしまったということ・・・。
で、解決方法はサードパーティに委ねるということ・・・。
これではコレガもたまったもんじゃありません。きっとサポートには電話が鳴りまくりだろうなぁ。
やっぱりコレガ。そしてやっぱりマイクロソフトだなぁ・・・。
うち?うちはVistaで無線は内蔵ですんで。
・・・・あ、かみさんのPCコレガのカード使ってる!あぁ・・・・・。
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