IT用語というのは難しく、かつ日々新しい言葉が出てきます。
私にとって特に意味が分からないのが・・・・
Web2.0
はぁ?Webがバージョンアップしたのか!?
ちなみに、ソフトウェアの世界では、整数字はバージョン、小数点以下はリビジョンを表します。
常に進化するネットの世界ではリビジョンアップは分かりますが、バージョンが上がるほど劇的に変わったでしょうか・・・・。
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日本では、やたらと2.0が騒がれています。
それに乗じてNTT DOCOMOなんぞは
Docomo 2.0
なんてキャンペーンをしているし・・・・
映画に至っては
ダイハード4.0
なんて邦題にしちゃうし・・・(ダイハードはいつリビジョンアップしたのだ!?)
なんでも乗っかればいいというもんじゃないですけどねぇ・・・。
ちなみに、Web2.0 ネット上におけるインフラが劇的に変わったとか、規格が変わったとかそういうのではないようです。
では、何が変わったのか?
一応定義があるようで・・・。
こんなのにも論文があるんですねぇ。
Tim O'reilly氏の論文「What is Web 2.0」によると・・・
(1)ユーザーの手による情報の自由な整理
簡単な例では、Yahooはその独自の観点からディレクトリとしてサイトを分類していました。それが、Web2.0ではユーザーが独自の観点で分類していくというもの。BLOGでも独自にカテゴリーを分類して記事を書きますよね。代表的なサービスとしては、。代表的なサービスとしては、画像を共有するサービスであるFlickrや、ソーシャルブックマークのはてな
ブックマークなどが挙げられます。
(2)リッチなユーザー体験
そういえば、ネットを介して様々なサービスが提供されています。今まではそういったサービスは、HTMLによるページ(テキスト)のみだったのが、CGIによるプログラム(掲示板が代表例)が提供されるにすぎませんが、現在では様々な技術を応用してパソコンの前にいながら様々な体験ができるというもの。
代表例は、やっぱりGoogle Earthでしょうか。
(3)貢献者としてのユーザー
今までは情報を提供する側、そして受ける側の境界線がはっきりしていました。それが様々なサービスにユーザー参加を促し、それをデータベース化するという試みがいたるところで見られます。
例えば、Amazon。ユーザーレビューが重要な情報として掲載されています。さらには、宿検索におけるクチコミレビューもその例。ユーザー自身が情報を発信するという点では今までとは違うか。
(4)ロングテイル
商売の法則として、2:8の法則があります。2割の商品が8割の売り上げを占める。確かに・・・。CDの売り上げなんてその顕著な例ですね。ヒットしているのは2割。他は出すだけ赤字・・・。
しかし、Web2.0ではそのニッチな8割がビジネスとして成り立つ。例えば、個人事業が広告を出すなんて難しかったのが、それを可能にしたのが、Google Adsence。小さくてもネットの世界で多く取り込めればビジネスになるということ。ここのBlogでも、Google Adsenceを利用しています。
(5)ユーザ参加
これは、(3)貢献者としてのユーザーに似ているか?情報提供する側と受ける側の境界がなくなった現在。誰でも好き勝手な論評をBlogを通じて発信できます。そう、ホームページはある程度の技術を要したが、Blogは技術を覚えなくても、Toolさえ使えれば、情報を発信できる。
また、同じ価値観を共有する人同士が集まって一つのコミュニティを形成することもできます。そう、ソーシャルネットワークサービス(SNS)ですね。
(6)根本的な信頼
著作権という概念がなくなるというもの。例えば、オープンソースであるLinuxがそのいい例でしょう。世界中の人がLinuxを信じ、さらに向上させるため知能を提供する。
オープンソースの他に、Wikipediaもそうでしょうか。
(7)分散性
例えば、今まではファイルを共有する場合(例えば動画)なぞは、そのサービス会社が提供するサーバーに動画をUPして動画を公開、共有していました(You tubeなど)。それが、個々人のPCに入っているファイルを公開し、さらに共有するというもの。今問題になっているWinnyがいい例。
さて・・・・・
これらを書いてきましたが・・・・・
やっぱりわかりません。
言える事は・・・・・
だれでも情報を発信でき、さらにその情報を共有することができる。しかも、その情報はニッチなものが多く集まったものであり、ネットを通じて分散している情報をまとめてみることができるということか?
こんなこと・・・・・
パソコン教室では教えるのでしょうか?
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